新宿歌舞伎町ミラノ1へ映画『スター・トレック』を観に行く。
封切り初日に映画を観に行くなんて、わたしとしては珍しいことだが、同行したフリーデザイナA氏と協議の末、平日の今日にした。
電子ネットの彼方から聞こえてくる前評判は上々だったので、かなり期待して観に行った。
結果、結論から言えば、期待は裏切られることはなかった。
カークのプレイボーイぶりと口先のうまさは健在だし、コバヤシマルテストは出てくるし、スポックは論理と感情のはざ間でのたうってるし、その子ども時代の描写もさもありなんという感じだし、ドクターは乗り物嫌いでスポックに毒づくし、スコットはミラクルワーカーだし、スールーは少し間が抜けててフェンシングの使い手だし、ウフーラは通信傍受得意だし、チェコフの英語はなまってるし。
これまで正史とされてきた『宇宙大作戦』に始まるテレビシリーズと『STAR TREK The Motion Picture』に始まる劇場版シリーズとの微妙なズレも、これすべて「パラレルワールドですから」ということで収まりがつく。
その意味では、先日のブログで取り上げた野口智弘氏の記事にあるとおり、「''歴代シリーズのファンも、まったく初めて『スター・トレック』を見る観客も、両方とも満足させる''という、もっとも正攻法でもっとも困難な道を選択し、見事にそれを完遂している」のだ。
デフォレスト・ケリーが亡くなり、ジェームズ・ドゥーアンが亡くなり、パトリック・スチュワートもピカード役を降りる宣言をしたりで、もはや映画『スター・トレック』は観られないかと思っていたところへ、今回思いがけず懐かしい作品世界に、また接することができた。
もっとも、時代の流れか、多少違和感の残る部分はある。
役者さんのお芝居、会話のテンポは『ER緊急救命室』だし、リファインされたエンタープライズのフォルムはいささかイヤンな感じだし、機関部は石油コンビナートだし、シャトルの内部は『スターシップ・トゥルーパーズ』だし、ウフーラはスポックに惚れてるし。
これまでのスタイルを踏襲していればいるほど、一方で、「僕の『スター・トレック』は銀河系宇宙を越えるどころか、とうとう、次元を超えて別の宇宙へ旅立ってしまったのね」という、一抹の寂しさがあるのも事実。
ともあれ、締めの挨拶は、これで。
Live long and Prosper!
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