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2009年5月29日 (金)

映画『スター・トレック』

 新宿歌舞伎町ミラノ1へ映画『スター・トレック』を観に行く。

 封切り初日に映画を観に行くなんて、わたしとしては珍しいことだが、同行したフリーデザイナA氏と協議の末、平日の今日にした。

 電子ネットの彼方から聞こえてくる前評判は上々だったので、かなり期待して観に行った。

 結果、結論から言えば、期待は裏切られることはなかった。

 カークのプレイボーイぶりと口先のうまさは健在だし、コバヤシマルテストは出てくるし、スポックは論理と感情のはざ間でのたうってるし、その子ども時代の描写もさもありなんという感じだし、ドクターは乗り物嫌いでスポックに毒づくし、スコットはミラクルワーカーだし、スールーは少し間が抜けててフェンシングの使い手だし、ウフーラは通信傍受得意だし、チェコフの英語はなまってるし。

 これまで正史とされてきた『宇宙大作戦』に始まるテレビシリーズと『STAR TREK The Motion Picture』に始まる劇場版シリーズとの微妙なズレも、これすべて「パラレルワールドですから」ということで収まりがつく。

 その意味では、先日のブログで取り上げた野口智弘氏の記事にあるとおり、「''歴代シリーズのファンも、まったく初めて『スター・トレック』を見る観客も、両方とも満足させる''という、もっとも正攻法でもっとも困難な道を選択し、見事にそれを完遂している」のだ。

 デフォレスト・ケリーが亡くなり、ジェームズ・ドゥーアンが亡くなり、パトリック・スチュワートもピカード役を降りる宣言をしたりで、もはや映画『スター・トレック』は観られないかと思っていたところへ、今回思いがけず懐かしい作品世界に、また接することができた。

 もっとも、時代の流れか、多少違和感の残る部分はある。

 役者さんのお芝居、会話のテンポは『ER緊急救命室』だし、リファインされたエンタープライズのフォルムはいささかイヤンな感じだし、機関部は石油コンビナートだし、シャトルの内部は『スターシップ・トゥルーパーズ』だし、ウフーラはスポックに惚れてるし。

 これまでのスタイルを踏襲していればいるほど、一方で、「僕の『スター・トレック』は銀河系宇宙を越えるどころか、とうとう、次元を超えて別の宇宙へ旅立ってしまったのね」という、一抹の寂しさがあるのも事実。

 ともあれ、締めの挨拶は、これで。

 Live long and Prosper!

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コメント

Good Luck!happy02

そうそう、まだ「トレッキー」は死語でないらしい。トレッキーからの申請があった。

投稿: フリーデザイナーA | 2009年5月31日 (日) 16時48分

> まだ「トレッキー」は死語でないらしい。

 そのようですな。

投稿: 木全 直弘 | 2009年5月31日 (日) 17時22分

王様のブランチ映画情報の今週では8位だった。
意外と検討している。5億収入があったらしい。
たぶん、これは新しいFANじゃないんだろうなぁ・・・

投稿: フリーデザイナA | 2009年6月20日 (土) 16時18分

 やっぱこれは、続編アリのパターンか?!

投稿: 木全 直弘 | 2009年6月20日 (土) 20時38分

ご無沙汰しています&記事から半年後のコメントで失礼します。僕が見たとき(試写会時)に感じた感覚が全部文中にあって、とっても嬉しくなりました! (ヒカルが活躍するシーンでは、「カトー…じゃなくてスールー」と今でもいちいち脳内変換回路が働きます)

投稿: てりり | 2009年10月31日 (土) 03時20分

 おや、てりりさん、お久しぶりです。

 日記を拝読するとなんだか大変そうですが、
お互いしぶとくいきましょう。

 Live long and Prosper!

投稿: 木全 直弘 | 2009年10月31日 (土) 14時47分

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