女子プロレス団体アイスリボンのイベントを観戦する。
それというのも、『電エースタロウ』がアイスリボン全面タイアップ企画となり、同団体のエースプロレスラー・藤本つかさ、世羅りさ両選手の出演が決定したため。当然わたしの演ずる役も、このお二人に絡むのだ。なにはともあれ、まずは現場を観てみないことには。
たびたびアイスリボン大会が開催されている道場兼常設会場、レッスル武闘館に向かう。同館はJR京浜東北線西川口駅から徒歩数分のところにある。
JRの線路の傍らに建つレッスル武闘館。たどり着いてみると結構人の列ができていた。道行く自転車などが何事かと振り返る。

正面から看板を仰ぎ見る。二階部分は選手たちの控え室らしく、開場を待つ間にも出入りする女子たちが。

入場を待つ人々は98%男性だが、中に小学生らしい女の子連れも二組ほど見かけた。
入場チケット。110番だそうだ。わたしの後から会場に入るお客さんもあり、中はすし詰め状態に。

場内には、リングの周りを取り囲むようにコンクリートの床の上にパイプイスが並べられていた。座りきれない人たちは当然立ち見だ。わたしは、たまたま一つだけ空いていた、少女の隣の席に座る。
今日の対戦カードは5試合。うち2試合はタッグマッチ。
場内で配られたチラシ。選手の一人の手書きなのだとか。ミシン目から右半分はアンケート用紙になっている。

いよいよ選手入場。自己紹介などの挨拶に続き対戦開始となる。
いざ始まってみると、技を繰り出す前フリとしてお客さんに手拍子を求めたり、決めポーズを決めゼリフとともに披露したり楽しい限り。まるで子どもの頃テレビの中継で観た吉本新喜劇の舞台のようだ。その舞台では、それぞれの役者さんがそれぞれの持ちネタをいちいち披露する。そのノリなのだ。
実は、女子プロレスにはもっと殺伐としたイメージをもっていた。選手たちが絶叫したり、わめき散らしたりとか。確かにそういう光景なのだが、苦しげな感じが全然伝わってこない。むしろ元気いっぱい楽しんでいる様子だ。そんな選手たちに、客席からもかけ声がかかったり、歓声や笑い声が沸き上がったり。
なるほど。これはリングと客席とが一体となった場なのだな。ストイックに勝利だけを目指すのではなく、お客さんを楽しませるパフォーマンスを精いっぱい演じる選手たちと、そんな彼女たちに応えて惜しみない声援を贈るファンの人たち。
中でも印象的だったのは、隣の席の女の子が試合中に立ち上がり選手の名をつぶやくように呼んでいたことだ。この子にとっては、今リングの上で闘っている選手がヒロインなのだろうな。
イベントの途中で借りたトイレ。なぜか、建築現場などでよく見かける仮設タイプ。

中に入ると手書きのポスターが。

試合終了後は、今日の出場選手たちが全員リングの上に車座になって試合の様子を振り返ったり、明日以降の予定を語ったり。こんなふうにして、選手の名前を覚えたり動向に詳しくなったりしてハマってゆく人も出てくるというわけなんだろう。
終わって帰ろうとしていると、出場選手たちが客席までやって来て握手してくれる。ファンを大切にしているんだなあ。彼女たちも頑張っているんだなあ。
選手たちが去った後には、お客さん自らがパイプイスをたたんで壁に立てかける。どこまで手作り感満載なんだ(^_^;
終わってみれば、あっという間の二時間。
いやあ今回、体育会系の女子という、ある意味わたしにとっては対極の世界を覗き観たわけだが、貴重な体験だった。こんな機会でもなければ、一生接することもなかったろう。
ともかくこれで、やっと役作りの入り口には立てた感じだ。あとはここに、河崎監督がどんな演出をつけてゆくのか。わたしが、どんな芝居をつくってゆけるか。いや待て、本番までもうあまり時間がないぞorz
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