物書き業と声優業の仕込みをする
某雑誌編集者氏と打ち合わせ。
待ち合わせは、JR高田馬場駅に隣接したBIGBOX前18:00のお約束。これが初対面となる編集者氏は時間ぴったりに現れた。
馴染みの店だという近くの居酒屋に案内され、まずは互いの自己紹介。そして、わたしの方からお願いしていた企画の持ち込み。3件ほどの案を一緒に飲み食いしながら、その場の勢いでしゃべり倒す。即企画が通ったというのではないけれど、とりあえず熱心に耳を傾けてもらえたので、よしとしよう。この年明けからツテをたどって地道に進めてきたコネクションづくりが、ひとまずは実を結んだといったところだろうか。これから大急ぎで企画書をでっち上げて送らなくっちゃ。
この編集者氏とわたしは、ほぼ同世代。高校時代には同人活動をしていらしたそうだ。そのエピソードもいくつかうかがった。
当時お元気だった淀川長治さんのご自宅に電話。
「君がそこから学ぶ気さえあるのなら、どんな映画だって駄作なんてないんだよ」
さすがはヨドチョー先生。2時間ほど話して盛り上がったところで、淀川さんが、
「すみません、今お風呂上がりで素っ裸なので、後でかけ直してもらえますか」
再び電話して、さらに1時間ほど話したそうな。見ず知らずの高校生からかかってきた電話に素っ裸で付き合ってくださるとは、淀川先生いい人だ。
やはり当時お元気だった石ノ森章太郎先生を訪ねたときのこと。
「先生の作品には、どこか暗い部分があるように感じます」
「それはね、ボクが東北の出身だからじゃないのかな。雪に閉ざされた冬の厳しさと春がやって来たときの喜びの二つが、どうしても作品に出てしまうんだろうね」
さらに漫画家の矢口高雄先生を訪ね、
「石ノ森先生に、こんなお話しをうかがったんですが」
「『釣りキチ三平』は明るい感じだけど、『マタギ』とか読んでごらん。同じ東北出身者って感じがするよ」
そういえば、矢口先生の作品『幻の怪蛇バチヘビ』のバチヘビが先生の出身地・秋田県の言葉でツチノコの意であると、以前UMA研究家の天野ミチヒロさんからお聞きしたことがあったっけ。
そんなアクティブな高校時代を過ごされた編集者氏といろんな話題で盛り上がっている最中、真水さんから携帯にメール。
「今、琴三さんで飲んでます。大将が木全さんのブログを読まれたそうで」
琴三(ことぞう)さんは去年の十月に、ブログにも書いたとおり真水さんに連れていってもらったとてもおいしい炭火焼鳥のお店。わたしなどのブログを読んでくださったご主人に感謝。
しこたま飲んで、いい加減酔っぱらって深夜に帰宅。いつものようにパソコンのメールをチェックしてみると、去年の十一月に酔っぱらいのオトーサン役(役名は「中年リーマン」)で出演した映画『アウターマン』の河崎実監督からメールが届いていた。
「同作でナレーターをお願いしたいんですが、スケジュールどうでしょうか」
無論ソッコーで快諾のメールを返信する。
ナレーションの収録日は、来月の二日。この映画の台本、出演したときには自分の出番のところだけキッチリ読んでほかはざっと目を通しただけだったけど、今読み返してみたら66ページもある(^_^;
果たして稽古は間に合うのかっ。しかも企画書も書かんとあかんのにっorz
【2015.06.28追記】一昨日この映画の先行上映会が催されたので、映画のタイトルを追記などしておく。主演は、『忍者戦隊ハリケンジャー』の塩谷瞬さん、『炎神戦隊ゴーオンジャー』の古原靖久さん、『仮面ライダーウィザード』の戸塚純貴さん。加えて、『世界忍者戦ジライヤ』の筒井巧さん、『ウルトラマンレオ』の真夏竜さんと、特撮ヒーローが豪華競演。そして大人気ミュージシャンのGeroさんが映画初出演し、アウターマンと戦うシルビー星人を演じられている。また、キャラクターデザインは平成ウルトラマンを数多く手がけられた丸山浩さん、脚本は円谷プロ出身の右田昌万さん、特殊造形は『進撃の巨人』などの百武朋さん、特撮は『スーパー戦隊』シリーズ・『仮面ライダー』シリーズの特撮研究所さんが、それぞれ担当されている。わたしは、上述のとおり、ナレーターも務めさせていただいた。稽古はなんとか間に合ったというわけさ(^_^; なお、本公開は2015年から2016年にかけての冬の予定だそうだ。
おまけ。JR東日本の駅で見かけたポスター。今月13日(火曜日)から始まったスタンプラリーの告知。原画はもちろん、怪獣絵師こと開田裕治画伯の手になるものだ。山手線エリアを中心とした全64駅を制覇した賞品の一つは、当選者1名様のご自宅をウルトラセブンが訪ねてきてくれるんだって!
そして記念すべき『ウルトラQ』第一話登場怪獣のゴメスは、山手線の駒込駅に出現していたのだった。
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